生成したお気に入りの男子画像が動画になって動いてくれたらな、と思うことはありませんか?
KLINGというオンライン生成サービスを使うと簡単に画像から動画を生成してくれます!
Stable DiffusionやComfyなどでも動画を生成する仕組みがどんどん登場していますが、高スペックなパソコンが必要だったり、なかなか狙った通りの動画が生成できなかったりとまだまだハードルが高いジャンルな印象があります。
オンラインでのAIを使った動画生成が可能なサービスが乱立しており、中でもKLINGはかなりクオリティの高い動画が生成可能で、今回はKLINGを使った動画生成を試してみました。
用意するもの
- 動画にしたい画像2枚(開始フレーム用と終了フレーム用各1枚)
- 目的の動画にするためのプロンプト
- KLINGアカウント
必要なものはたったこれだけです。
KLINGでの動画生成には「クレジット」が必要になりますが、登録をしておけば無料で毎月166クレジット補充されます。
未確認ではありますが、無料クレジットは上限が166で、167以上は消えてしまう可能性があるので、月末までに使い切ってしまうことをオススメします。
とは言っても一回の生成で最低20クレジット必要(今回紹介する方法は35クレジット必要)なので、無料で楽しもうとするのであれば最大でも月に8回しか生成はできないので、あっという間になくなってしまうかと思います。
また、今回紹介する終了フレームを指定する方法は、無料プランではクレジットがあったとしてもお試し3回分しか生成ができませんのでご注意ください。
開始フレーム用と終了フレーム用の画像を用意する
させたいアニメーションをイメージして、開始フレームと終了フレームの画像をStable DiffusionやComfyなどで生成しておきます。
今回は、前回の記事で生成した「マッチョ男性イラスト」で、「マッチョな上裸の男性が笑顔でマッスルポーズ(Flexing)をとるアニメーション」を生成してもらうことにしました。
前回の記事はこちら「プロンプトでマッチョやデブの体型に変化させてみる」
動画の開始フレームでは腰に手を当てているポーズをしており、そこから腕をあげてマッスルポーズをしてもらえそうな画像を用意しました。


違和感のない動画にするポイントとしては、
- 背景の情報は極力少なくする
- 顔のパーツや髪型、体型、衣装をできるだけ同じにする
- アングルやポーズなど、極端な変化をさせない
1枚目から2枚目の中割りをAIに作成してもらうイメージなので、AIが理解できる範囲での変化に収めておくのがうまく生成できるポイントかと思います。
目的の動画にするためのプロンプトを用意する
これは基本的には2枚目の画像を生成した際のプロンプトで問題ないかと思います。
KLINGのアカウントを作成してログインする
Googleアカウントを持っていれば手軽にログインができます。
画面左のメニューから、「AI Videos」をクリックします。
「Image to Video」が選択されているのを確認し、「Frames」を選択します。
その下に画像をアップロードするエリアがありますので、クリックして選択するか、ドラッグ&ドロップで開始フレームに設定したい画像をアップしてください。
アップロードができると、画像が表示され、下の「Start」が選択されている状態になります。
その右にある「End」を選択し、上のアップロードエリアに今度は終了フレームに設定したい画像をアップします。
※Endのフレームの画像を指定できるのは、2024年2月時点ではKLINGバージョン1.6のみです。下位のバージョンで生成する場合はStartのフレームの画像しか指定できません。指定できない代わりに必要なクレジットは少なくなります。
次に、その下のPrompt欄に、終了フレーム用に作成した画像を生成した際のプロンプトをコピー&ペーストで貼り付けます。
必要があればプロンプトの内容は修正してください。
これで「Generate」ボタンを押してあとは待つだけです!
他にもオプション設定がいくつかありますが、こだわりたい方はこのあたりも触ってみてください。
KLINGのバージョンやアカウントのプランによっては選択できない項目もあります。
無料アカウントでの生成にはかなりの時間がかかりますが、ウィンドウは閉じてしまってもオンラインで生成してくれているので問題ありません。
生成が完了すると、ご自身の生成一覧画面に表示されます。
https://klingai.com/user-profile/works/all
今回生成した動画はこちら
たった数ステップの操作だけでこんなアニメーションが作れてしまうなんて時代の進歩がすごいですね!